10月末、東京表参道で行われたHANAオーガニックのブランドリニューアルお披露目会に行ってきました! HANAオーガニックは、私のサイトでも何度もおすすめしている大好きなブランドですが、ここ最近の躍進ぶりは目をみはるものがありますよね。
そんなHANAオーガニックが、来年2月に装い新たに再スタートするということだったので、楽しみにしていました。当日は代表の林田さんから直接お話を聞くこともできましたので、以下レポートしてまいりますね。
>>>HANAオーガニック
「浄化と還元」お花のパッケージと神道の禊(みそぎ)をイメージしたすっきりとした白いボトルの組み合わせにリニューアルされます
まず、HANAオーガニックは、ブランドリニューアルということで見た目がかなり変化します。
こちらの写真から分かるように、今までの夜をイメージしたインディゴブルーのボトル、大地やナチュラルさを打ち出した茶色系統のパッケージではなく、白や透明を基調としたボトルやパッケージに変わります。とてもすっきりと綺麗なボトルですよね~。まるで、百貨店コスメのような雰囲気です。
これまでのボトルやパッケージも大好きでしたが、今回のリニューアルでは、以前のイメージからガラッと変わります。
ボトルやパッケージには、これまでもお馴染みだった夜空を背景にしたお花の写真が使われます。
・・・が、中を開けると、ピュアで純粋な白いボトル、透明のボトルが出てくるのです。
どういうコンセプトでブランドリニューアルをしたのですか? と林田さんに尋ねたところ、
「神道の禊(みそぎ)」をイメージしているという答えが返ってきました。
曰く、様々な装い、外側の飾りがあっても、中身はすっきりと穢れのなさを秘めている・・・そんな日本人の魂を表現したものなのだそうです。
確かに、美しく細密なお花の写真と、すっきりとした白いボトルはとても対照的で、斬新な驚きがありますよね^^
で、このお花のパケ+白いボトルの意味を説明していただきました。
2月のリニューアルでは、浄化ケアと還元ケアの2つをメインにしたホリスティックケアのコスメとしてHANAオーガニックを打ち出していきたいそうです。
浄化ケアは、神道の禊をイメージしたもので、神の分身としての自分自身のケア。入浴や瞑想など脳の整理・ストレス緩和も含む(白や透明のボトル)。
還元ケアは、酸化に対抗するナチュラルアンチエイジングケア。具体的には、これまでの自然療法で培われてきた「目に見えないもの」の叡智をベースにしつつ、科学の進化によって見えてきたエビデンスも無視しないで取り入れていく、オーガニックの進化版としてのホリスティックケア(お花のパケ)。
この2つを分かりやすく視覚化してくれているのが、今回のパケとボトルのリニューアルというわけですね。
善玉の皮膚常在菌を整えるバイオエコリアをムーンナイトミルク、フローラルドロップ、クレイクレンジングに配合
実際に単に見た目が大きく変わるだけではなく、2月から販売される商品には、今までにない成分が加わるのです。
それが、フランス・ソラビア社という皮膚常在菌について研究をしている研究会社が開発した、バイオエコリアというてんさい糖からつくられた成分なのです。
バイオエコリアは、オーガニックコスメ先進国フランスで開発されたもので、皮膚常在菌のうち、美肌によいとされる善玉菌だけに働きかけることができるようになっている成分で、生態系バランスを整えてくれるそうです。その原料はてんさい糖で、醗酵酵素で分解することで作られます。
バイオエコリアは、善玉菌だけが餌として食べることができ、悪玉菌は食べることができないサイズになっているため、結果として善玉菌が増えていくことになり、肌の免疫力を整えることができるのです。
この辺りのことを詳しく林田さんから伺ってきました。
バイオエコリアは、とても新しい最先端の成分ではありますが、何らかのケミカルな処方を施しているわけではなく100%オーガニック原料からつくられたもので、オーガニックコスメの理念とも相違しません。
現地フランスでは、乳牛の乳首にも使われています。これは、乳しぼりのストレスで炎症を起こした肌を鎮静化させ、リラックスさせることで、より牛乳の出を良くする目的なんですって。
ちなみに、現代は、肌の免疫力が過剰に働きがちな時代。外的・内的ストレスから、肌が常に微弱炎症を起こしている状態なんだとか。
この微弱炎症のせいで、コラーゲンとエラスチンが分断されてしまい、シミとしわにつながるそうです。
アトピー肌は、免疫力過剰になっている状態ですが、アトピー肌の人がちょっとシワっぽい感じで老けて見える理由が、この微弱炎症によるコラーゲンネットの破断なのだそうです。
ですので、お肌にとって大切なのは、単に美容成分を送り込むというだけではなく、過剰に働いている免疫力を整え、微弱炎症を鎮静化させることなんですね。
今回のHANAオーガニックのリニューアルでは、こうした「ストレスにより過敏になった現代女性の肌」への目配りが、新しいバイオエコリアという成分の投入で、今まで以上にきめ細やかになったと感じています。
バイオエコリアは、秋冬限定のHANAオーガニックのマスクにも使われています
ところで、先日このサイトでもご紹介した、2014年秋冬限定のHANAオーガニックのピュアリムーンマスク。
こちらにも、バイオエコリアは使われています。
確かに、このマスクを使ってすっごくお肌がぷるぷるになったのはバイオエコリアのおかげだったんですね~。
改めて、バイオエコリアにすっごく興味が出てきました。
余談・ウェアルーUVのパウダーケースも使いやすく携帯できるようになります!
そうそう、私も秋冬になっても愛用している大好きなノンナノオーガニック日焼け止めウェアルーUV&パウダーですが、2月にはこんな風にリニューアルして、携帯できるように、そして粉が飛び散らないようになるそうです!
これで、ますます自信を持っておすすめできる商品となりました!
さいごに・HANAオーガニックのブランドリニューアルお披露目会に行ってきて
今回、とても素敵なブランドリニューアルお披露目会にご招待いただき、本当に素敵なひと時を過ごさせてもらいました。
林田さんとお話をして、今後のHANAオーガニックの動向などもお聞きしてきましたが、改めて、HANAオーガニックのオリジナリティやしっかりとしたコンセプトに感動しました。
林田さんは、もともとオーガニックコスメ畑の人ではなく、無添加化粧品を販売してきたそうです。その後、自分自身がオーガニックコスメを使うようになり、やがてオーガニックコスメブランドHANAオーガニックを立ち上げるに至ります。
オーガニックコスメ業界のスタンダード(土台にあたる基準)は大切にしながら、そのスタンダードに反しない新しい科学的なエビデンスや成果も、積極的に取り入れていきたいと思っているそうです。それを、ホリスティックビューティー・ホリスティックケアという言葉で表現しています。
今回新しく投入されたバイオエコリアについても、「いったいどうしてこういう新しい発想の成分を見つけてこれたのですか?」とお聞きしたところ、「こういう先進的な研究などは、むしろ無添加コスメのブランドの方が詳しい。私(林田さん)はオーガニック畑の出身ではないからこそ、分かったのかもしれない」との答えが返ってきました。
同様の答えは、先日対談させていただいた琉白(るはく)のスタッフの阿部さん・今泉さんからも聞いています。オーガニック信者ではないからこそ、AHA入りクレンジングオイルなど、斬新な発想のオーガニックコスメが生まれるのかも。
確かに、オーガニックコスメのブランドには色々なスタンスのメーカーさんがあります。全く昔ながらの伝統の製法を守ろうとしているところも多いですよね。新しいものを基本的に排除する形で、素朴な昔ながらのコスメを作ることを良しとする・・・というところもかなりあると思います。
そんな中、エビデンスはあるものの、これまでオーガニックコスメには使われてこなかった成分を積極的に取り入れるというのは、斬新だと感じました。
同時に、オーガニックコスメも、これからどんなふうに進化していくのだろう?とわくわくする気持ちになりました。未だに、認証や基準の面であいまいさがある日本のオーガニックコスメ業界の中で、しっかりとした土台を踏まえたうえで、先進的な試みを取り入れていくHANAオーガニックは、これから日本のオーガニックコスメの風土を変えていくのではないかとも感じました。
ほんと、これからが楽しみなHANAオーガニックの動向! 愛用者のひとりとして、今後も応援していきたいと感じています。
>>>HANAオーガニック