こちらのサイトをつくるにあって基準としてきた、日本オーガニックコスメ協会。
そちらで最近、こんな記事がUPされていました。
「無添加化粧品、自然化粧品と謳っていても合成成分が使われています」
無添加化粧品や自然化粧品(ナチュラルコスメ)は「肌にやさしい」というイメージがありますが、じつはそれらの化粧品にも、合成防腐剤や合成界面活性剤などの合成成分がかなり使われています。
無添加化粧品とは合成成分無添加ということではなく、「102の旧表示指定成分」を使っていないというだけのことです。
ここに無添加化粧品あるいは自然化粧品と称する化粧品によく使われてる合成成分を一覧にしました。
この表を今お使いの化粧品や新たに購入する化粧品の成分をチェックするときの参考にしてください。とくにフェノキシエタノールは、無添加化粧品あるいは自然派化粧品と称する製品にもよく使われている、石油合成防腐剤ですので要注意です。またBGは、植物抽出の際によく使われる合成溶剤です。
- (アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー 合成ポリマー
- イソステアリン酸ソルビタン 合成界面活性剤、乳化剤
- エチルヘキサン酸セチル 油剤、エモリエント剤
- エチルヘキシルグリセリン 消臭剤、制汗剤
- オクタイソノナン酸ポリグリセリル-20 合成界面活性剤、洗浄剤
- カルボマー 合成ポリマー、乳化安定剤
- クエン酸ステアリン酸グリセリル 合成界面活性剤、乳化剤
- ココイルグルタミン酸Na 合成界面活性剤、洗浄剤
- ココグリセリル 油剤、エモリエント剤
- 酢酸トコフェロール ビタミン類、合成酸化防止剤
- ジイソステアリン酸ポリグリセリル-10 合成界面活性剤、乳化剤
- ジカプリリルエーテル 油剤、エモリエント剤
- ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン 合成ポリマー、閉塞剤
- ステアリン酸エチルヘキシル 油剤、エモリエント剤
- ステアリン酸グリセリル 合成界面活性剤、乳化剤
- ステアリン酸ソルビタン 合成界面活性剤、乳化剤
- ステアロイルグルタミン酸Na 合成界面活性剤、洗浄剤
- セタノール 油剤、乳化剤、乳化安定剤
- セテアリルアルコール 油剤、乳化安定剤
- ソルビン酸K 合成防腐剤
- テトラエチルヘキサン酸ペンタエリスリチル 油剤、結合剤、閉塞剤
- デヒドロ酢酸Na 合成防腐剤
- トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル 油剤、閉塞剤
- パルミチン酸エチルヘキシル 香料、エモリエント剤
- フェネチルアルコール 合成防腐剤
- フェノキシエタノール 合成防腐剤、溶剤、高沸点溶剤
- ヘキサカプリル酸ポリグリセリル-20 合成界面活性剤、洗浄剤
- (ベヘン酸/エイコサン二酸)グリセリル 油剤、親油性増粘剤
- 変性アルコール 溶剤、収れん剤
- ペンチレングリコール 溶剤、殺菌剤、感触改良剤
- ポリソルベート20 合成界面活性剤、乳化剤
- ポリソルベート60 合成界面活性剤、乳化剤
- ヤシ脂肪酸スクロース 合成界面活性剤、乳化剤
- ヤシ油脂肪酸PEG-7グリセリル 合成界面活性剤、乳化剤
- ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル) 油剤、閉塞剤
- リン酸K pH調整剤、緩衝剤
- BG 保湿剤、溶剤、粘度低下剤
- DPG 香料、溶剤、粘度低下剤
なお、こちらに挙げられている38種の合成成分は以下の通りですが、
同じ合成成分であると一口に言っても、すべてが石油由来というわけではありません!
同じ名称のものであっても、石油由来だったり、植物・動物由来だったりするのです。
これに関しては、こちらの記事で少し詳しく説明しました。
ですので、上記のリンクに掲載されいてる合成成分が、植物由来なのか?石油由来なのか?
という点については、一つ一つ、化粧品成分辞典を使って調べ、
また該当する化粧品のメーカーさんに問い合わせることでしか分かりません。
(参考:HANAオーガニックのクレンジングに関するこちらの記事)
石油由来だろうが植物由来だろうが合成成分は一切受け付けない、というポリシーを貫くか、
植物由来なら受け入れるのか、それとも気にしないのか・・・。
このあたりは、美容家さんや各ブランド・メーカーによって見解が分かれるようです。
なので、消費者側の意識の持ち方次第だと思います。
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