私は2年前に日本オーガニックコスメ協会のオーガニックコスメアドバイザーの資格を取得しました。そのため、日本オーガニックコスメ協会から色々な情報を受け取る機会があります。その日本オーガニックコスメ協会がすすめる製品を紹介するネットショップ「アイシスオーガニック生活便」があり、時々カタログが発行されています。
その最新のカタログが先日届いたのですが、オーガニックコスメファンには興味深い内容だったのでご紹介しますね。
>>>日本オーガニックコスメ協会
>>>アイシスオーガニック生活便
>>>楽天サイト:アイシス・オーガニック生活便
ヨーロッパの基準以上に厳格な日本オーガニックコスメ協会認定JOCA推奨品マークができました
先日ちらっとお伝えしましたが、日本オーガニックコスメ協会では独自のJOCA推奨品マークというのを作りました。
このマークができた経緯などが、今回のオーガニック生活便につづられていたのでかいつまんでご紹介します。
まず、2001年に法律が改正されて、化粧品の全成分を表示することが義務化されました。これによって、消費者自身が安心安全な製品を選ぶことができるようになると期待されていたのです。しかし、ふたを開けてみると、難解で膨大な化粧品用の化学合成成分ばかりであり、一般消費者は相変わらず企業側のパンフレットや宣伝文句を頼りに商品を選ぶという実情は変わりませんでした。
そんな中、特に敏感肌の方や意識の高い方で、オーガニックコスメの認証の有無を頼りに商品を選ぶという人が増えています。
ところがここにも落とし穴があります。以前、「オーガニックコスメとは?初心者のためのガイド」という記事に書いていますが、ヨーロッパのオーガニックコスメの基準、たとえばエコサートや最近ではCOSMOSなどの認証では、グリーン化学による植物を出発原料とする合成成分や、一部石油由来の成分の使用が認められています。つまり、エコサートやCOSMOS認証がついているからといって、オーガニック100%だ!と思っても、実はそうではないこともあるということです。
もちろん、エコサート認証やCOSMOS認証を取得することは、製造工場の厳密な管理など別の側面からのメリットもありますけれど、「合成成分を使っていないコスメを購入したい」と思っている人がヨーロッパのコスメの認証を頼りに購入してしまうと、その目的は果たされない可能性があるということです。実際、ヴェレダなどの有名なオーガニックコスメの企業でも、合成成分が普通に使われていることはよくあります。
石油由来成分の使用を認めているのは、企業側からすると成分の安定や保存期間を長くするなどメリットがあるからなのですが、合成成分を一切使っていないコスメを探している消費者の側からすると、選びにくく不便な状況になっているのです。
そこで、日本オーガニックコスメ協会では消費者の立場(石油由来成分や合成成分を排除したコスメを探している人)に立って、JOCA推奨品マークを作ることにしたそうです。その基準の内容は、こちらの記事に書いています。
オーガニック生活便14号のカタログに掲載されている商品はすべてJOCA推奨品基準のもの
ちなみに、1つのメーカーに対して一律にこのJOCA推奨品マークが付されているわけではなく、個々のアイテムごとに適応する形になっています。その理由は、同じメーカーであっても製品ごとに基準と異なるものがあるからだそうです。
また、スキンケアに関しては天然成分100%(石油由来成分排除、植物由来であっても合成成分は不使用)ですが、メイク用品については、海外のものはコスモス基準またはネイトゥルー基準を満たしたものに限り取り扱うという方針になっているそうです。ただし、これらの基準では一部使用が許可されている石油由来成分を使っていないアイテムに限り紹介しています。一方、日本製・国産メイク用品については天然成分100%で選定しているそうです。
オーガニック生活便14号では派手に宣伝されていないメーカーの商品も多数掲載されています
ちなみに、今回のカタログを見ていて感じたのが、一般に派手な宣伝広告を一切していないけれど老舗のメーカーの商品がたくさんあるな~ということです。
オーガニックコスメはもちろんのこと、醤油やお味噌など食品も掲載されており、読んでいると面白いですよ。
ネットでの情報はどうしても宣伝広告と絡んでいるので、良く目立つオーガニックコスメのブランドが良いとは限りません。もし、天然成分100%の本当のピュアなオーガニックコスメを探しているという方は、ぜひ一度、オーガニック生活便やアイシスのネットショップを覗いてみてくださいね。ここでしか買えないアイテムもたくさんあります。
>>>日本オーガニックコスメ協会
>>>アイシスオーガニック生活便
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