幸せのオーガニックコスメ~地球といっしょにきれいになろう

植物療法士森田敦子さん著「自然ぐすり」を読みました!永久保存版というだけあってかなり使えます

オーガニックコスメについて学び始めるとハーブやアロマの知識もついてくるので、次第に植物療法に関心を持つようになるという方が多いようです。そんな方にぜひおすすめしたい「使える」植物療法の本が出版されました。それが、フランスで修業した森田敦子さん(ルボア・フィトテラピースクール)による「自然ぐすり」です。

自然ぐすり書評
 
本屋でも平積みになっていたり、小雪さんが本の帯を飾っていることもあって、お手に取られた方も多いのではないでしょうか? 私も遅ればせながら手にして、その内容が実践を念頭に置いたすごく「使える」ものだったのでご紹介します。

自然ぐすり – 植物や食べものの手当てでからだとこころの不調をととのえる – (正しく暮らすシリーズ)






「自然ぐすり」はフランスのエルボリステリア(ハーブ薬局)の叡智を日本人向けにアレンジして伝えてくれる本

 
著者の森田敦子さんは、フィトセラピー(植物療法)のスクールルボア・インターナショナルを主宰している方で、フランスで植物療法を学んできました。本著は、その森田敦子さんの記念すべき第一作です。

身体が不調になったときにフランス人がまずお世話になるというフランスのエルボリステリア(ハーブ薬局)が日本にもほしい!と思い、コスメキッチン内にエルボリステリアを作った方でもあります。

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私はフランスにいたことがないのでよくわかりませんが、ドイツの薬局に行くと、いわゆるケミカルなお薬のほかに、ハーブやアロマや精油が普通に並べられていたりします。ヨーロッパでは、ケミカルな薬の使用量を減らして、こうした代替療法出のケアを希望する人が年々増えており、風邪をひいたらすぐに薬を飲むという日本とは全然違うんですよね~。

で、森田さんの活動は一言でいうと、この植物療法をもっと日本でも身近なものにしていきたい!ということなんです。

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症状別に使える植物・食べ物を東西の別・ハーブやアロマなどの分類を超えて植物療法の全体像が分かりやすく紹介されている/h3>
 
ここ最近日本でも、アロマやハーブの本は山ほど出ていて、かなり専門的な内容が網羅されています。が、今回この「自然ぐすり」がいいなと思ったポイントは、「現在の日本で手に入る食材・植物を東西の分類やハーブやアロマなどのジャンルを超えて横断的に紹介している」というところ。

ハーブだけ、アロマだけ、あるいは西洋ハーブだけ、日本の薬草だけ、というような縦割りで書かれている本はありますが、実際に今私たちが日本で生活をしていると、さまざまな食材や植物が手に入ります。なので、日本の実情に沿って、東西などの区別を超えて使えるものを紹介してくれているところがいいなと感じました。

森田さんは、フランスにわたる前からご実家が渥美半島で自然豊かな土地柄ゆえか、日本や東洋の食材・植物にも精通していたようです。

たとえば、女性特有の悩み(PMSなど)に関する章では・・・

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生理不順・無月経のリストとして、チェストベリー、メリッサ、ナズナ、アシタバが紹介されています。

また、ハーブを取り入れる際の様々な形態(ハーブティー、ティンクチャー、錠剤、精油など)についても、何がどう違うのかを詳しく説明してくれているところも好感が持てます。

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この本を読むと、植物療法の全体像が把握しやすくなると感じました。

帯で小雪さんが、「一生手放せない1冊」と書いていますが、それもめちゃくちゃうなずけます。これを1冊持っていれば、普通に家庭で使う分の植物療法の知識はほぼ網羅されているといっても過言ではないと思うのです。

アロマについて勉強したけど、ハーブとも組み合わせてみたいとか、西洋のアロマの知識はあるけど、東洋の薬草やハーブも取り入れてみたいという方には、この本はとてもいいと思います。

著者の森田敦子さんが力を入れているもう一つのジャンルがデリケートゾーンのケア(アンティームオーガニック)

そして、巻末には森田敦子さんが植物療法のほかにもう一つ力を入れているジャンルとして、デリケートゾーンのケア専門コスメアンティームオーガニックが紹介されていました。

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>>>アンティームオーガニック

【2017年10月24日追記】
アンティームオーガニックは、コスメキッチンのウェブショップでも買えるようです。
>>>

以前このサイトでも、アンボーテフェミニーナウォッシュを紹介させていただきましたが、こちらのアンティームオーガニックもオーガニック×デリケートゾーンのケアという発想で作られている商品です。
※ただし、成分的にみると、残念ながらアンティームオーガニックはオーガニック度合いが低いというか、結構合成成分が使用されているので、そのあたりはご留意ください。

フランスでは当たり前の植物療法とデリケートゾーンのケアを日本でも紹介している森田敦子さんによる「自然ぐすり」は、1冊持っていて損のない良書だと思います。

自然ぐすり – 植物や食べものの手当てでからだとこころの不調をととのえる – (正しく暮らすシリーズ)


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