先日、月桃コスメで琉白とネオナチュラルをご紹介しました。ですが・・・実は、さらにマニアックかつ繊細なコスメブランドがあるのです。それが、ムーンピーチ(MOON PEACH)というブランドです。
以前から知っていましたが、あまりに静かな(宣伝をあまりしていない)ブランドでああるためちょっと記憶の中に埋もれておりました。
ところが、昨年末和ハーブ協会のインストラクターをしている友人がムーンピーチのうすきさんに直接お会いする機会があったそうで、その時のお話を聞いて以来気になる存在として浮上。
で、おりしも先日、甲状腺の検査のために立ち寄った名古屋の名古屋高島屋に立ち寄ったらロフト内に置いてあったのでその香りを嗅いだら・・・
はい、恋に落ちるようにへなへなと魅力のとりこになってしまいました、笑
そういうわけで、ムーンピーチのサーキュレイトオイルとバームをそれぞれ購入して帰ってきてしまったんです。
>>>ムーンピーチ
月桃に魅せられ、月桃に愛された女性が開発したコスメブランド・ムーンピーチ
ムーンピーチさんは、その名前通り月桃に魅せられた一人の女性・うすき友美さんが開発したブランド。
すべて月桃をベースにしたコスメを作ってらっしゃいます。
>>>うすき友美さんのブログ
ムーンピーチの月桃の特徴は、有機栽培でもない、ワイルドクラフトの月桃を使用しているということと、
葉だけではなく、花や茎など様々な部位の特性を活かしながらトータルで月桃という植物を使ったコスメ作りをしているところです。
とにかく月桃尽くしで、しかもその作り方はマニアック!
ちょっと普通のコスメ作りでは考えられないような贅沢なことを追求してらっしゃいます。
そして、美容家の大高博幸さんも絶賛しているのが、ムーンピーチの中でもこのサーキュレイトオイルなんですね~。
儚い花の香りを閉じ込めるために使われていたいにしえの抽出法・アンフルラージュ(冷浸法)で月桃から抽出したサーキュレイトオイル 月桃の酵素が活きている!
大高さんも認めたそのマニアックな追求の一例というのが、冷浸法。フランス語でアンフルラージュと言います。
ここでピン!ときたひともいるかもしれませんが、映画パフュームの中で、香りの魔術師である主人公が南仏グラースまで行って会得した特殊な香りの定着法です。
これは、花や植物を一切熱を加えることなくオイルに漬け込み、時間をかけて繊細な香りをオイルに転写するという手法。
贅沢なやり方なのでコストと時間がかかりますが、繊細な花の香りを閉じ込める最適な方法として、南仏グラースではある時期まで実際に行われていたそうです。
「植物の意思に任せてエキスを抽出する」と説明に書かれていて胸がキュンとなってしましました・・・笑
この説明を聞いただけで、心が浮足立ってしまい、
天然香水からアロマに入ったワタクシとしては何としてでも一度、そのサーキュレイトオイルの香りとやらを嗅いでみなければ!と思っていたわけです(笑)
そしてそんな思いが天に通じたのか、先日ついにムーンピーチ現品のサンプルを手に取る機会を得たのです。
それがこちらのサーキュレイトオイルです。
いや~・・・香りを嗅いでみて、あまり心惹かれなければ買わないつもりではあったのですが、嗅いでしまったが最後(?)、その香りの魅力のとりこになってしまいました。
それはですね~。単なるブレンドの組み合わせ的な妙というわけではなく、「あ、この人は月桃という植物の魂と会話している人だ~」と思えるような、月桃という植物のソウルが開示されている感じの香りなんですよね。
このオイル「生きている!」って感じられる香り・・・
というのも、熱を一切加えていないので月桃の酵素がしっかり生きているんだとか。
こういう香りを作るためには、コスメブランドは大量生産はできないですね。
製造元は、ぷろろ健美堂他ストイックなオーガニックブランドの製造元になっていることが多い例の山澤清さんのところですし。
今回オイルを手にして感じたのは、ムーンピーチは、以前シェアしたドイツのルナソル(ソルーナ)の錬金術コスメとかなり似た位置づけの存在だということです。
植物の目に見えない世界の部分にアクセスしているコスメの一種独特なエネルギーを持っていると思います。
いわば、月桃という植物の物理的な次元だけではない、目に見えない次元まで閉じ込められている感じなんです。
サーキュレイトオイルを手にして、うすきさんは、月桃という植物に愛されていて、このお仕事をされているなと感じました。
それくらい、他社の月桃コスメとはちょっと違う感じの雰囲気を放っています。
私はこういうマニアックなのって超・大好きなんです♪
ただ、マニアックなコスメは同時に繊細で扱いが難しいので(消費期限が短かったり管理がめんどくさかったり)、そういうコスメブランドだけがいいとも思いませんし、扱いが楽ちんなブランドの良さもよくわかります。
でも、個人的な好みで言うとこういうブランドは本当に溺愛したいくらい好きですね。
品質良い繊細な手作り感のあるコスメです。
ムーンピーチのサーキュレイトオイルの香りの質は喉に響く
私自身が今、甲状腺の疾患や、その後喉頭蓋炎という病気になったこともあって(後日これについてもレポートしますが)、今喉が絶不調なのですが、サーキュレイトオイルの香りを嗅いでいると何より喉にものすごく響いてきます。
喉というか、ハートのあたりまで一本線が通るような不思議な香りのトーン。
先日牧瀬ライフアップ研究所の月桃サプリのご紹介もしましたけど、月桃が私の体にとってはのどのあたりに特に作用しているのかもしれません。
これは・・・ほんと、つける前から香りを嗅いでいるだけでかなりすっきりと癒されてくる、すごく精油としての質も良いバイブレーションのオイルです。
美容オイルで言うとHANAオーガニックのアーユスオイルも香りは好きですが、アーユスオイルの香りの質よりも繊細である特定のか細い領域で振動している感じで、アンフルラージュという手法ならではの繊細さが感じられます。
個人的には、美容オイルの香りでここまで繊細だと思ったものはないというくらい、月桃のエネルギッシュだけではない側面が香りの中にあらわれていると感じます。
サーキュレイトオイルの全成分はこちら:
ホホバ油、月桃根エキス、月桃茎エキス、月桃葉エキス、ゲットウ葉油、フランキンセンス、ゼラニウム、イランイラン、パチュリ
月桃の根から茎から葉まで、全草に近いすべてを使ったオイル。
そしてここ最近私的に注目しているフランキンセンスもばっちり入っています。
この香りの組み合わせもすごく個人的に好みで。
しっかりパチュリが効いていますね。パチュリは好きな香りなので、入っているとすぐ分かります。
よ~く調べてみると、このブレンドからマイナス月桃の香りの精油が「純心」という名前で販売しているそうで、
そのブレンドを考えたのは沖縄の知的障害のある子どもたちだとか。
>>>純心について
(そして、この純心の香りに月桃が組み合わさるとミラクルが起きるとか・・・!)
いやー。これはねー。。。
・・・
お肌に載せてみた感想は別記事でも書きますし、あまり色々褒めちぎっても嘘くさくなるだけだけど、
サーキュレイトオイルは本当に絶品オイルです。
宣伝にお金をかけていないストイックなブランドだから、価格の高さはほぼすべて原料費です。
どれだけの手間暇をかけて開発されたのかと、その贅沢さに感動してしまいます。
なにより、「本当に必要な人に届けばよい」というような迎合しない潔さに好感が持ててしまう。
>>>サーキュレイトオイル
プレシャスバームも使いやすくて、バーム好きなら絶対はまると思う!!
そして、こちらがバームのスモールサイズです。
コチラの香りの質もサーキュレイトオイルと似ています。
このバーム、テクスチャーがもう、ふわっふわなんです♪ バームにありがちなねちょっとした感じじゃなくて、ふわっとすくえるのがいい!
ちなみに、ムーンピーチではオイルとバームの贅沢スキンケアの講座を各地で開催されているみたいで、そちらも気になるところです。
バームを広げた後にスチームマッサージ的に使うのがおすすめみたいですね。
>>>ムーンピーチ講座
サーキュレイトオイルもよかったけど、今年はバームが流行るという吉川千明さん説をとるなら、プレシャスバームもいいかも。
ただこちらは溶けてしまうので10月~5月第1週までしか販売しないみたいなのです。
プレシャスバームの全成分:
ホホバ油、ミツロウ、月桃葉エキス、月桃茎エキス、月桃根エキス、ゲットウ葉油、
フランキンセンス油、ゼラニウム油、イランイラン油、パチョリ油
>>>プレシャスバーム
ムーンピーチは、完全オーガニックコスメではないけどほぼオーガニックコスメを作っています。
ちなみに、こちらがムーンピーチの製品一覧。
ご覧いただくとわかるように、完全にオーガニックな仕様というわけではない製品もありますが、ほぼオーガニックコスメといっていいラインナップですね。
私は今度はローションも手に取ってみたいと心から思っています。
ムーンピーチ、かなり恋してしまったコスメです。
また使ってみた感想を別記事でレビューしていきますね~~!
>>>ムーンピーチ