幸せのオーガニックコスメ~地球といっしょにきれいになろう

オーガニックコスメの世界統一基準コスモス(COSMOS)について

先日、ネオナチュラルの新ラインネオベビースキンケアのスターターセットを使用させていただいたときに、「おっ!」と思った新しい欧州のオーガニックコスメの世界統一基準コスモス(COSMOS)。

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実は、コスモスの存在については、今年半年間勉強してきた日本オーガニックコスメ協会のオーガニックコスメアドバイザー資格講座で知っていたのですが、実際にコスメのラベルについているのを見たのはネオナチュラルのネオベビーがはじめてでした。

オーガニックの認証は色々ありすぎてややこしく、一般消費者向けの説明が少なすぎるので、また混乱する方もいるかもなあと思いましたので、この記事では、オーガニックコスメのはじめての世界統一基準コスモス(COSMOS)について、私が知っている知識をまとめてみます。

“オーガニック”の世界統一基準について

ところで、このサイトで扱っているのは主に化粧品・コスメのオーガニック製品ですが、視野を少し広くしてみると、オーガニックのジャンルには食品や衣料品も含まれてきます。

その中でも、食品とコスメは、ダイレクトに皮膚に触れたり体の中に入ってくるものであるということで、共通点があります。

そして、オーガニックの基準としては、食品分野の基準の方が、オーガニックコスメの基準よりも先に誕生したため、色々と比較されることが多いのです。

結論から言うと、食品に関するオーガニックの統一基準は存在していますが、オーガニックコスメに関するオーガニックの統一基準は存在していません。

食品に関するオーガニックの統一基準は、IFOAM(国際有機農業運動連盟)という1972年にパリで誕生した国際NGOによって作られたものがあり、世界各国の食品分野のオーガニックの基準も、もちろん日本の有機の基準も、このIFOAMの基準をベースにして作られています。

そのため、食品分野では、「オーガニックとはなにか?」という原理原則がはっきりしており、オーガニック食品業界も、まずはこのIFOAMの基準を押さえた上で、各認証基準の特徴や差異を把握すればよいので、かなり明確なのですよね。

ところが、オーガニックコスメの場合はというと、世界ではじめての基準はドイツのBDIHが制定した自然化粧品に関する基準以来、世界各地の様々な団体が独自の基準を掲げ、認証を発行してきたため、統一基準というものがないのが現状です。

※そんな中でも「およそこれがオーガニックコスメの基準」と言えるものを私なりにまとめたのがこちらです。

オーガニックコスメの世界統一基準への動き

ところが、数年前から、ドイツのBDIH、フランスのコスメビオ、エコサート、イタリアのICEA、イギリスの英国土壌協会が集まって、新しいオーガニックコスメの統一基準COSMOS(コスモス)をつくろうという動きが出てきました。

食品分野に続き、次第にオーガニックコスメの市場が拡大するようになると、消費者の混乱や困惑が続くようになったことなどを受けて、COSMOSのような世界統一基準への要望が高まってきたのでしょう。

COSMOS基準とそれまでの各基準(BDIH、コスメビオ、エコサート、ICEA、英国土壌協会)は2013年末までは併記されますが、2016年以降COSMOSに一本化されるそうです。

争点は、石油由来成分を認める?認めない?

とはいえ、順風満帆に世界統一基準に向かって意見がまとまったわけではありません。

COSMOS認証では、2種類の認証(コスモスオーガニックとコスモスナチュラル)を認めています。コスモスオーガニックがいわゆるオーガニックコスメの認証で、コスモスナチュラルはオーガニックコスメというよりは化学成分もまじった自然化粧品的な位置づけのようです。

で。
問題は、コスモスオーガニックに関しても、2%までとはいえ石油由来成分の配合が認められているということです。

食品分野では、100%ケミカルフリーが大前提ではありますが、化粧品分野では、いわゆるオーガニックの認証のついたコスメでも、わりと石油由来成分を配合していたりします。

その辺りで、厳格な基準にしてしまって現行の基準や商品との齟齬が生じるよりは、許容・妥協していこうという姿勢がこの2%の石油由来成分という表現の中にあるように思います。

個人的には、COSMOS認証における石油由来成分の取り扱いについては、賛成とも反対とも言えないなと思っています。

まだまだ成長段階にあるオーガニックコスメ市場ですので、厳しい基準を作れば作るほど、ただでさえ原価率が高いオーガニックコスメの会社を苦しめることになるでしょう。また、2%の石油由来成分の多くは防腐剤だと思いますが、オーガニックの防腐剤はどうしても弱いので、保管法や使い方がずぼらな消費者が化粧品を腐らせてしまって返って肌トラブルに見舞われる・・・なんてこともあるかもしれないとも思ったりします。そういう観点から見ると、2%までの石油由来成分はいたし方ないかなと思ったりします。

その一方で、やはり世界統一基準なのですから、一番厳格なものを作って欲しいという気持ちも分からなくはありません。せっかくケミカルフリーなコスメをと求めてきた消費者ががっかりすることになると残念です。

とはいえ、今までてんでバラバラの色々な認証だらけだった時代から、いよいよ世界統一基準に向かっての動きが出てきたというだけでも、大きな前進だとは思います。

それと同時に、消費者が認証だけ見て安心して買えるという時代ではなく、消費者自身もきちんと情報を収集していかないといけないんだな~と感じています。

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