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精製VS未精製?用途が違えば求められるものも違う・・・オーガニックオイルの選び方について

植物オイルのグレードに関して、精製・未精製の違いが大きいというのは、オーガニック派の方なら一度は聞いたことがあるかもしれません。・・・が、果たして精製・未精製は何が違うのか? ということについてちゃんとした定義が分かっている方は少ないのではないでしょうか。

未精製オーガニックコスメ

以前日本製・国産オーガニックコスメの琉白からオイルの違いについてメルマガが来たので、それに絡めて、美容オイルの未精製・精製の違いとそれぞれのメリットデメリットについてお話ししたいと思います。

美容オイルに限らず、オーガニック的には未精製のオイルの方が価値が高いと言われています。私自身も未精製オイルの方が好きで未精製の方を好んで使っておりますが、だからといって精製されたオイルに価値がないかといったらまた話は別なんですよね。というか、用途次第で精製オイルにも意味があり、それぞれのメリット・デメリットがあるのです。

なのでこの辺の話をもう少し掘り下げてみたいと思います。






植物オイルの精製と未精製の違いについて簡単にチェック!

このサイトでは、色々なオーガニックコスメの美容オイルをご紹介してきました。が、おそらく8~9割は「未精製」のオイルだと思います。それくらい、オーガニック化粧品の業界ではオイルといえば未精製の方が優れているという「常識」というか固定観念があります。

まず、「未精製」「精製」をわける基準となっているのが「抽出法」です。

原料から、オイルになるまでの工程が全く異なり最終的にオイルに含まれる成分全く異なるのです。

オーガニックコスメで多用されている「未精製」オイルの場合、オイルを製造する工程がシンプルで、丁寧に扱われます。

おおむね以下の工程を経て未精製の植物オイルは製造されます:

  1. 洗浄:水で、ゴミを洗い流す
  2. 粉砕・圧搾:機械ですりつぶす
  3. 遠心分離:油と水、固形物を分離する
  4. ろ過:フィルターを通して濾す

未精製オイルの製造方法は、熱を加えないためコールドプレス法とか、低温圧搾法などと呼ばれます。この手法は時間がかかりますが、ビタミン、レシチン、芳香物質、油脂微量成分など、熱に弱い繊細な栄養素や香り成分がオイルに残るのです。

デメリットとしては、酸化しやすいということ。オーガニックコスメの美容オイルは開封したら数か月以内に使い切らないといけません。また、植物が育つ土壌や収穫年によって品質が大きく左右され安定していないのも欠点です。また、工程に時間がかかるので価格が高いのも特徴です。

一方、「精製」オイルの場合、オイル製造の工程が複雑です。そして、それゆえに大きな工場で大量生産しないといけません。その代わり、最後の1滴までオイルを搾り取ることができ、時に品質の劣化につながる匂いや色調のゆらぎなどは徹底的に除去されます。

おおむね以下の工程を経て精製された植物オイルが製造されます:

  1. 洗浄
  2. 粉砕
  3. 圧搾:油が出やすいように高温加熱、摩擦を加える
  4. ヘキサン溶剤抽出:さらに蒸気を加え、搾り出す
  5. 蒸留:有毒な溶剤を除去
  6. 脱ガム・脱酸
  7. 脱色・脱臭
  8. 場合によって着色・ビタミン添加

精製された植物オイルのメリットは、なんといっても安価であること。そして、酸化しづらいので長期間品質が安定しています。

デメリットとしては、熱を加えて作られているので、オーガニックコスメ的に価値のある油脂微量成分(ビタミン等)が含まれないということです。さらに、ヘキサン溶剤他、体に害のある溶剤、添加剤が使われているということです。

ただし、精製オイルのすべてが上記のような特徴になっているわけではなく、良く調べていくと、溶剤などで化学系成分を使用していない特殊な方法で作られた精製オイルもありますので、精製=ケミカルとは一概に決められません。

また、未精製オイルは酸化しやすいので、夏場に使うとオイル焼けの可能性もあります。そのような場合にはやはり精製オイルを使用しないといけないということも覚えておいた方がいいポイントです。

そして、未精製オイルにはすでに香りやにおいがついていることが多いので、香りを楽しむためのキャリアオイル的な使い方をしたい場合、他のコスメと香りが混じらないようにしたい場合には、やはり精製オイルがおすすめです。

さらに言うと、未精製オイルは成分が豊富に含まれるがゆえに、肌が弱い人やアレルギー体質の人は、意外とアレルギー反応を起こしたりするケースもあるようです。

オーガニックコスメの美容オイル・植物オイルは8~9割が未精製オイルですが、以下、私自身が「使ってよかった」と思う精製された美容オイルをご紹介します。

おすすめオーガニック精製オイルその1 ヴァーチェ マルラオイル

 
エトヴォスの姉妹ブランドヴァーチェから発売されているマルラオイルは、アルガンオイルを超えるともいわれている栄養素を含むマルラの木の実からとれるオイルです。マルラオイルは未精製のものが以前から海外のオーガニックコスメでは販売されていたようですが、ヴァーチェのものは純度の高い精製を行った100%オーガニック精製オイルなのです。

マルラオイル
 
>>>ヴァーチェ マルラオイル

マルラの木になるマルラの実は、古来から、アフリカ伝統医学ではヤケドや妊娠線予防に重宝され、家庭では美容オイルやベビーオイルなどにも使われています。

また、マルラはオイルとして活用されるだけではなく、その『実』をジャム、ゼリーなどにして食べられているのですが、人間だけでなく、現地の野生動物もマルラの実が大好きで、象、猿、キリンたちがこぞって食べているとか。

ただ、その実を食べた動物は、なんと『酔っぱらい』になってしまうのだそうです。

その理由は、マルラの実は、熟れると木から地面へ落ち、その落ちた実はゆっくりと発酵が進んでいくので、動物たちが食べる頃には『自然の果実酒』になっているからだそうです。

これくらい栄養分が多い実の場合、未精製のオイルは酸化しやすく品質が安定しないのですが、ヴァーチェのマルラオイルは、栄養素を生かすシンプルな圧縮と濾過技術により抽出し、そこから不純物を取り除いた高い精製度で製品化しているそうです。また、大量生産はせず小ロットで生産し、販売は通販限定とすることで、在庫を大量におかずつねに鮮度の良い状態で届けるようにしているとか。

ヴァーチェではマルラオイルのまとめ売りはおすすめせず、小ロットで生産した、鮮度の高いものをお届けするためにほとんどの人が定期コース(予約販売)を利用しているそうですよ。

※以前書いたマルラオイルのレビューはこちらから読めます。

おすすめオーガニック精製オイルその2 無添加工房OKADA 岡田美容オイル

 
厳密にはオイルというよりはその中からさらに生成されたオリーブスクワランですが、無添加工房OKADAさんの岡田美容オイルが精製された美容オイルもおすすめの精製オイルです。なんとオリーブの実1万個分から採れる貴重なスクワランのみのオイル。厳密にはオーガニック成分ではないのですが、その品質の良さは小松和子さん&勝田小百合さん著の「真実のナチュラルコスメ読本」にも掲載されるほどなのです。

岡田美容オイル
 
>>>岡田美容オイル

>>>オリーブスクワラン100%☆岡田美容オイル(30ml)【敏感肌用】【無添加化粧品】 【5,000円以上で送料無料】【楽ギフ_包装】価格2,400円(税抜)

無添加工房OKADAは単なる「無添加」ではなく「納得無添加」という自社基準があります。その「納得無添加」によると、添加物を一切使用しないことだそうです。これは、当然精製の際に残る溶剤などの添加物がないことも意味しています。

無添加工房OKADAの原料は、キャリーオーバーまで厳重に調べ、防腐剤などの残留のない安全なものだけを使用しているそうなので、精製オイルですが安心して使えます。

岡田美容オイルは、ローションなど5点セットで定価の半額の1350円送料無料でお試しできるトライアルからのお試しがおすすめです。

※岡田美容オイルのレビューはこちらから読めます。

精製されたオイルは、特定成分単体の活力を生かしたいとき、敏感肌で肌が弱い人にはおすすめ!

ヴァーチェのマルラオイルもオリーブスクワランの岡田美容オイルも精製オイルですが根強いファンがいてとても人気の植物オイルです。未精製のものとは異なり、特定成分だけを抽出したりすることができるので、精製オイルはその成分単体の活力を活かしたいときにはお勧めです。

また、敏感肌で肌が弱い人は、何かの成分に反応してアレルギーが出たりしますので、複雑にいろいろな成分が入っているものではなく、ピュアでシンプルなものの方が肌にとっては負担が少ないケースもあります。

ケースバイケースで使い分けて、未精製&精製オイルをそれぞれ活用していくといいですよね。
私もいろいろ研究してみたいと思います。

>>>ヴァーチェ マルラオイル

>>>オリーブスクワラン100%☆岡田美容オイル(30ml)【敏感肌用】【無添加化粧品】 【5,000円以上で送料無料】【楽ギフ_包装】価格2,400円(税抜)


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