8月~9月は旅行や出張が続いていて、なかなかブログもUPできずじまいでしたが、そのかたわら、日本オーガニックコスメ協会のオーガニックコスメアドバイザー資格講座5回目の課題を提出しました。
今回は、オーガニックコスメの中でも特に難しいと言われている「ヘアケア」を中心に学びました。具体的には、ヘナを使ったケアについての副読本を送ってもらい、それでフォローアップしながら、いわゆるヘアケア用品に関することや、髪の毛、頭皮の仕組みなどを学びましたよ。
それに加えて、あまり知られていないPRTR法についても学びました。これは、有害性が疑われる化学物質が、どこから、どのくらい、環境(大気・水域・土壌など)中へ排出されているか(排出量)、また、廃棄物などとして移動しているか(移動量)を把握し、集計・公表する仕組みで、これを知ると化粧品産業を支える裏側にある化学工業の問題についても学びましたよ。
>>>日本オーガニックコスメ協会 オーガニックコスメアドバイザー資格講座について
ヘナについてのテキストや学びがとっても面白かったです。
今回のテキストはヘアケアとメイクアップ用品についてでしたが、比重は主にヘアケアでしたね。
その中でも、副読本としてついてきたHEAD RELAXATIONがなかなかよかったんです。
この本を書かれたのは、インド人のパティル・シーマ長澤さんで、知る人ぞ知るアーユルヴェーダのオーガニックコスメブランド「ムクティ」を運営されています。
ヘナの効果は、単に髪を染めるというだけではなく、デトックスや治療的な効果も持っているというのが、この本から分かりますよ^^
PRTR法を知ると、コスメと環境汚染の因果関係が見えてくる
それと・・・あまり面白い愉快な話ではないですが、今回の課題で、PRTR法について学びました。
これは、有害だと思われている物質が、どこからどれくらい出ているかを把握し、公表する法律です。
これのデータを学ぶと、圧倒的にPRTR法対象の成分を排出しているのは化学工業なんだと分かります。なんと、全体の約30%を占めています。
化学工業って、一見コスメとは関係ないかな~って思いますが、一般のコスメの多くが化学合成された成分を使用していることからも、決して無関係ではないということが分かってきます。
オーガニックコスメを使うことの意味や意義はこういう点にもあるということを学びました。
まあ、この辺の社会告発的な観点からオーガニックコスメに転向しても、あまりうまくはいかないかなと個人的には思います。人は、怒りから行動してもなかなか多くの理解は得られないので。。
だとしたら、もっともっとオーガニックの良さ、素晴らしさを伝えていって、結果としてオーガニックコスメが世の中に浸透していったらいいなと思うんですよね。
ただ、こういう現実があるというのを知るのは、とてもよかったと思います。普段普通に生活しているだけでは隠されていて見えないことなので。
それにしても長かったオーガニックコスメアドバイザー資格講座、4月から受講していましたが、ようやく終りに近づいてきました^^
あと課題提出は1回だけとなりましたよ! また次回の課題についてもレビューしていきますね。