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オーガニックコスメアドバイザー資格講座、第1回目課題提出しました~♪&オーガニックコスメアドバイザー資格のコンセプトについて

実は今年4月から、日本オーガニックコスメ協会によるオーガニックコスメアドバイザーの資格講座を受講しています。今後自分の仕事がすご~くシフトしていく予感があり、またこのブログを読んでくださる方にも、難解な化粧品業界の裏側とか、オーガニックコスメの魅力や情報をしっかりお伝えしたいと思い、受講することにした次第です。

で、先日、第一回目の課題レポート(A4で14枚もありました!)を提出し終えたところです。ふ~。久しぶりに学生時代を思い出しました(笑)

オーガニックコスメアドバイザーの資格講座にご関心のある方もいらっしゃると思うので、具体的にこの資格がどういうものなのか、手短におつたえしますね。

>>>日本オーガニックコスメ協会

>>>オーガニックコスメアドバイザー講座について






日本オーガニックコスメ協会はオーガニックコスメという言葉を作った団体です

ところで、そもそもオーガニックコスメという言葉を日本で一番最初に使ったのが、日本オーガニックコスメ協会なんです。
オーガニックコスメという名前を冠した本を出版し、それが日本における「オーガニックコスメ」の語の始まりです。

そして、日本オーガニックコスメ協会がかかげるオーガニックコスメの基準というのは、かなり厳格なんです。

>>>日本オーガニックコスメ協会の基準(オーガニックコスメの初心者向けガイド)

要するに、日本オーガニックコスメ協会認定のオーガニックコスメというのは、植物・鉱物・クレイなど天然成分100%のものを使用しているものを指します。そして、認証の有無にかかわらず植物成分が有機栽培・無農薬栽培されているものであることが理想なんだそうです。合成成分は、石鹸成分など安全性が長年の経験から実証済みのもの一部を除いてすべて除いたコスメになります。

詳しい定義は、こちらの本にも記載されています(こちらの本はオーガニックコスメアドバイザー資格講座の副読本として指定されています)。

植物の力で美肌力が蘇る オーガニックコスメ ([テキスト])

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日本オーガニックコスメ協会が定めるオーガニックコスメ(スキンケア)は植物由来であっても合成成分は排除

ここで注意しなければならないのが、スキンケアに関しては、植物由来のものであっても合成成分を使用したものは除くという方針を打ち出していることです。(メイクに限り一部使用を認めています。)

実は、オーガニック・ナチュラルコスメというくくりで市販されている化粧品の多くに、使用感を高めるという目的などで、多くの植物由来の合成成分が使用されています。

こうした合成成分は、アメリカで始まりグリーン化学という名のもとにここ最近数多く製造されるようになりました。

たとえば、BG(ブチレングリコール)は、以前は石油由来のものでしたが、サトウキビ由来のものも出回るようになり、オーガニック・ナチュラルコスメにおいてはたいていがこの植物由来の方のBGを使用しています。

日本オーガニックコスメ協会的には、こうした植物由来の合成成分についてもかなり慎重に扱うという姿勢のようで、その結果上記の基準のように、スキンケアのオーガニックコスメに関しては合成成分は植物由来であっても排除するということになっているのです。

この点に関しては、正直に言うと私の方では化学の専門家ではないし、ましてや臨床結果などもないので、何とも言えないな~と感じています。

だからこそ、消費者側が「知ったうえで選ぶ」ことができるようになるのが理想だと思っていますので、ナチュラルコスメ・オーガニックコスメのメーカー側で、ラベルやHPの全成分表示に合成成分の由来を書き添えていただきたいな~と感じています。

近代の化粧品の歴史=石油の歴史!

第一回目のテキストは、色々な細かい規則や法律、定義などの勉強をするのですが、同時に化粧品の歴史についても書かれていて、これがと~っても面白かった!

古代、特にエジプトにおいては、化粧品は医療と密接に結びついており、植物や鉱物などの力を借りて、魔除けや癒しなどのヒーリング的な効果を持たせていたということが分かっています。これは、近代になるまでほぼ変わりませんでした。人類は、石鹸など一部の安全性の証明された合成成分を除いて、通常は植物や鉱物、動物などの天然成分を利用してスキンケアやメイクをしていたのです。

それが、近代になって油田の発見、石油の大量採掘の結果、副産物としてできてきたナフサという物質を利用して、腐らず簡単に大量生産できる化粧品の製造が始まりました。

ですので、近代の化粧品、いわゆるケミカルコスメと言われているものの歴史は、石油とともに始まっているということなんですね。近代の化粧品の歴史=石油の歴史、といっても過言ではありません。

なぜ、石油由来成分は体にとってよくないのか?

とはいえ・・・そもそもなぜ石油由来成分が体によくないのか、ご存知ですか?
私もイマイチ納得しているようで納得していなかったのですが、今回この講座の勉強を通じてようやく「なるほど!」と分かりました。

それは、石油というものが、人類史上比較的新しい成分であり、人間の体がそれに対応できていないから、なのです。

この辺をシンプルに説明してくださっている記事が、HANAオーガニックの林田七恵さんのブログにありました。

>>>経皮毒と石油(林田七恵)

石油はまだ発見されてから歴史が浅い上に、そもそも古代の生物の化石が原料となっているものであるため、本来であれば地上に出ることがないものであり、よって微生物による分解ができないものなので、人体に入った場合、排出したり分解したりすることができず、身体に蓄積されてしまうそうなのです。
そして、ホルモンバランスを崩したり、臓器に負担をかけてしまうのだとか。

じゃあ、なぜ石油由来成分の危険性を訴える人は少数なの?

石油=体が排出できないのでリスクがある、な~んてこと言ってるのは一部の人だけだよ~っていう話もあるとは思います。
でも、その理由っていうのも、今回テキストを学ぶことで見えてきました。

石油って、自動車や飛行機等の燃料として使用されます。現在の世界を支える重要なエネルギーが、この石油であるということからもわかるように、石油を扱う会社は大資本の大企業です。そのため、経済界だけではなく医学界や政界にもとても大きな影響力をもっている彼らの会社の製品に対して異を唱えるというのはとても難しいんですね。

だから、石油由来成分の安全性を臨床結果で証明する実験データや研究機関はたくさんあっても、その危険性を指摘する研究はほとんどないのです。

こういった内容のことを学んだのが第一回目のテキストでした。第二回目は、難解な化合物名の読み解き方を学びます。既に先週末テキストが届いたので、これからぼちぼち勉強していきたいと思います!

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