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国産オーガニックコスメアルテのオーガニックハンドクリームをお試しさせていただきました!エアリーでベタつかないレシチン乳化のオーガニックハンドクリーム

先日、JOCA(日本オーガニックコスメ協会)推奨品でありJOCA創始者の水上洋子さんが代表を務めるオーガニックコスメの有限会社アルテのナチュールシリーズのオーガニックハンドクリームをお試しさせていただきました。オーガニックコスメのハンドクリームってとても人気で色々なブランドが出していますが、今回お試しさせていただいたある手のオーガニックハンドクリームは、乳化方法にもこだわって作られた合成成分ゼロのハンドクリームです。

アルテのオーガニックハンドクリームは、これまで色々な種類のオーガニックコスメのハンドクリームをお試しさせていただきましたが、その中でも肌への優しさと空気感、ベタつかなさなどの点で群を抜いています。「え、これがハンドクリーム?」というようなエアリーな感じと素朴で優しい香りが特徴です。アルテのブランドはいくつかありますが、ナチュールシリーズは特に素朴で植物成分がそのまま配合されている感じがします。

以下、詳細にレポートしていきますね。

>>>アルテ オーガニックハンドクリーム

目次






アルテは一切の合成成分を使用しない国産オーガニックコスメブランド 土作り・エキスづくりから自社で行っている筋金入りのオーガニックブランド

アルテについては、このサイトではこれまであまりご紹介してきませんでしたが、国産オーガニックコスメブランドのパイオニアというか、草分け的な存在のブランドです。日本オーガニックコスメ協会(JOCA)の代表・水上さんが、自分自身が納得できる真のオーガニックコスメを作りたいという思いから立ち上げたブランドです。

水上さんが思う「真のオーガニックコスメ」とは、植物由来であれ石油由来であれ一切の合成成分を使用していないことなど、かなり厳格な基準に基づくコスメです。(詳しくはこちらのオーガニックコスメの基準のページでご説明しています)そして、最近ではJOCA推奨品というラベルを作り、それに該当するブランドの製品にはJOCA推奨品マークがついています(詳しくはこちらのページで解説しています)。

実は、合成成分不使用というのは、海外のオーガニックコスメのブランドでもかなり珍しい基準であり、このJOCA推奨品レベルを満たすブランドはと~っても少ないんですよね。現在、日本オーガニックコスメ協会のHPに掲載されているブランド数は30あまりで、それらのブランドの中でもJOCA推奨品レベルに該当するものはさらに少ない数になります(2018年、リニューアル後の24hコスメはJOCA推奨品から外れてしまいました)。

ここ最近、オーガニックコスメのブランドもバリエーションも非常に増えており、エコサート認証やコスモス認証を取った製品もあふれていますが、それらのオーガニックコスメの中には合成成分を使用しているものもかなりあります。というか、使用感のよいオーガニックコスメのほとんどが、植物由来の合成成分を使用しているものだと思います。また、植物エキスの抽出方法として、以前は石油からしか作れなかったBGがサトウキビなどから合成できるようになったため、この植物性BGで安価で大量に植物エキスを抽出できるようになったので、低価格なオーガニックコスメのほとんどが、こうした溶剤を利用してエキスを抽出していたりします(そして、その溶剤名は全成分表記には出てきません)。

国際的なオーガニックの基準では、植物由来の合成成分の使用は認められていますし、日本の旧表示指定成分にあたる成分も使われていることがありますが、アルテの代表水上さんは、そうした成分を一切排除してオーガニック製品を作りたい!と思い、自社ブランドを立ち上げたそうです。

基準を厳しく設定しているので、アルテの製品づくりはかなり時間がかかります。たとえば、通常のオーガニックコスメブランドでは製品の原材料となる原料の確保を他社から取り寄せたりしますが、そういったことが難しかったので、自社農園で植物を栽培してエキスを抽出するところからはじめたそうです。そのため、最初の製品ができるまでに4年かかったとか。今でも、製品開発に2年以上かかることもあるそうです。

オーガニックコスメのハンドクリームでも、合成成分が多用されていることが。そんな中、レシチン乳化だけでふわっと仕上げたアルテのオーガニックハンドクリームは肌が弱い人にも合う

さて、前置きが長くなりましたが、アルテのオーガニックハンドクリームは、こうしたアルテのこだわりがつまった製品の1つなのです。一番大きなポイントは、通常クリームを作るときには乳化剤が必要となります。ケミカルコスメでは様々な合成成分を使用して乳化しますが、この乳化剤が意外と刺激になるものなんですよね・・・。一方、アルテのオーガニックハンドクリームは、大豆由来のレシチンでの乳化です。

ハンドクリームって気軽なプレゼントにもしやすいのでとても人気があるため、あらゆるブランドがオーガニックハンドクリームを出していますが、意外とオーガニックコスメの製品であっても、全成分表記を見ると合成成分が使われていることが多いんですよね。そんな中、アルテのオーガニックハンドクリームはレシチン乳化にこだわっているというのがポイントです。

余談ですが、オーガニックコスメの乳化方法としては、レシチン乳化以外に石けん乳化もあります(パックスナチュロンさんとかが石けん乳化を多用しているイメージがあります)。石けん乳化もオーガニックコスメ的にはOKな乳化方法ではあるのですが、個人的には石けん乳化は肌につけたときに乾くというか、刺激に感じることがあります。石けんは、日本オーガニックコスメ協会的基準のオーガニックコスメで唯一認められている合成成分で、人体への安全性が長い歴史で実証されているものではありますが、本当の乾燥肌さんなどの場合は、若干強いんですよね。

ただ、レシチン乳化に関しては、こういう刺激を感じることはほとんどないのではないかと思います。そういう意味では、アルテのオーガニックハンドクリームは、合成成分一般に弱い肌の方には安心して使えるコスメだと思います。特に、超乾燥肌の方には安心できますね。

アルテのオーガニックハンドクリームを実際に使った感想・口コミ・レビュー

それでは、アルテのオーガニックハンドクリームを実際に使った感想を口コミしていきますね。

アルテのオーガニックハンドクリームは、50g入り。

実際にクリームを出してみるとこんなかんじです。

写真では若干分かりづらいかもしれませんが自然なピンクベージュの色をしています。アルテの製品は、当然一切の合成成分や着色料不使用なので、自然な植物由来の色です。

香りですが、フランキンセンスが入っているので少しその香りがしますが、香りそのものが強く感じられるような製品ではありません。そういう意味では、香りが好き!という方にはやや物足りないかもしれませんが、家事や育児をしている方で、強い香りをお肌に残したくない人にはいいと思います。

正直、最初に手にとって香りを嗅いだ段階では、それほど感動はありません。

ですが・・・アルテのオーガニックハンドクリーム、その空気感のあるテクスチャーにびっくりしました。ハンドクリームって、ケミカルコスメであれオーガニックコスメであれ、どことなくもったりして密度が詰まっているイメージがありますが、アルテのオーガニックハンドクリームの場合は、ふわふわっとしているんですよ!

手に塗り拡げると、す~っと浸透していき、まったくベタベタしません。ふわふわしていて、ベタベタしない。こんな感触って他のオーガニックコスメのハンドクリームでもなかなかありません。

欧米のハンドクリームは、あちらの気候に合わせてかなりオイリーな成分が入っているためか、ベタベタ感が残ることがありますが、アルテのハンドクリームの場合は、エアリーでさらっとしています。夏でも使えるくらいの軽さです。

このエアリーな感じがアルテのオーガニックハンドクリームの特徴であり、最大の魅力ではないかと思います。

全成分はこちら:

水、マカデミアナッツ油、シア脂、グリセリン、エタノール、ゴマ油、カカオ脂、アンズ果実エキス、カキ葉エキス、シャクヤクエキス、スイカズラエキス、ソウハクヒエキス、トウキエキス、ドクダミエキス、ハトムギエキス、バラエキス、ユキノシタエキス、カニナバラ果実エキス、ワレモコウエキス、カンゾウ根キス、ローカストビーンガム、レシチン、シロキクラゲ多糖体、ベントナイト、トコフェロール、サリックスニグラ樹皮エキス、キハダ樹皮エキス、ハチミツ、ヒマワリ種子油、レウコノストック/ダイコン根発酵液、ラベンダー油、ニュウコウジュ油、パルマローザ油

これらの成分のうち、次の植物エキスは、長野県で無農薬栽培した植物を原料としているそうです。

カキ葉エキス、シャクヤクエキス、スイカズラエキス、ソウハクヒエキス、ドクダミエキス、ハトムギエキス、バラエキス、ユキノシタエキス、カニナバラ果実エキス、ワレモコウエキス

アルテのオーガニックハンドクリームは、合成成分だと荒れてしまう方、他のオーガニックブランドのハンドクリームでも荒れてしまう方でも安心して使える優しい処方。値段は高いけれど少しでよく伸びるのでコスパもよいです

今回お試しさせていただいて、アルテのオーガニックハンドクリームは私の中ではこれまで使ってきたオーガニックコスメのハンドクリームの中でもトップクラスの使い勝手の良さでした。同時に、合成成分不使用でここまで使い勝手の良いものができるのか!という衝撃がありました。

個人的には石けん乳化のハンドクリームではなんとなく肌が突っ張る感じがするのですが、レシチン乳化と処方の妙があるためか、アルテのハンドクリームにはそういう不満はありませんでした。

アルテのオーガニックハンドクリームは、オーガニックコスメのハンドクリームのイメージを覆す製品です。唯一の難点といえば、香りが物足りないところですが、それすらも香りが苦手な方にはむしろメリットなわけで、非常におすすめのオーガニックハンドクリームです。

ちなみに私の実家の母(70代)は、アルテの製品をいくつか愛用しているのですが、このハンドクリームは特に好きみたいで、少しお試ししてもらったら気に入っていました。母の日も近いですが、アルテのオーガニックハンドクリームはプレゼントにも最適ではないかと思います。50g入で1890円と若干高いと思う価格設定ですが、実際には少量でとても伸びますのでコスパはむしろよいと思います。

オーガニックコスメのハンドクリームで、べたべたしない・香りが穏やかなものを求めている方、通常のオーガニックコスメのハンドクリームではかえって肌が荒れてしまうという方には、アルテのオーガニックハンドクリームはおすすめです。

>>>アルテ オーガニックハンドクリーム

※アルテの国産オーガニックローズシリーズのローズモイスチャークリームのレビューはこちらです。

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