サイトアイコン 幸せのオーガニックコスメ~地球といっしょにきれいになろう

オーガニックコスメ・ナチュラルコスメ・自然派化粧品の企業様へのお願い・合成成分は由来まで書き添えてください!

昨日、初心者の方向けのオーガニックコスメガイドというページを作成しました。まだ未完成ではありますが、これで概ね初心者の方がオーガニックコスメを選ぶ基準は分かるのではないかと思います。

ところで、1年ほど前にこのブログでも読んでくださる方が多い美肌マニアのサイトの活用方法について書いた記事があります。

この記事の中でも書いていますが、最近のオーガニックコスメの中には、植物成分をベースにした合成成分が数多くありまして、それらはエコサートなど欧米のオーガニックコスメ基準でも認められているものではあるのですが、表示だけを見ると石油由来の合成成分と全くいっしょということがあります。

ここ最近私のサイトを見てくださる方が増えてきて、一般の読者の方だけではなくメーカーさんの目に触れることも増えてきましたので、この場を借りてお願いしたいことがあります。

それは・・・オーガニック・ナチュラル・自然派という切り口でスキンケア製品を販売しているメーカーさんは、合成成分を使用している場合は由来まで書き添えて欲しい! ということです。

以前、未精製シアバターをフェアトレードで輸入して日本人に合うコスメとして提供しているシアファインを開発された津田様とお話ししていて気付いたのですが、企業は当然と思っていることも消費者は知らないことが多かったりします。

たとえば、BGなど、化合物名からだけではわからない、植物由来・石油由来両方の可能性がある成分については、コスメのラベルには書くのが難しいとしても、HPのどこかに由来をちょろっと書いておいてもらえるとありがたいのですよね。

シアファインさんでは、自然派を名乗っている企業である以上、成分は合成成分であってもなるべく植物由来のものを使うのが当然と思っているので、あえて表記をしていなかったということですが、こういう誠実な企業さんがいらっしゃる一方で、オーガニックっぽい、無添加っぽい雰囲気を醸しながら、使っている成分は石油由来の合成成分がたくさん、というケースはとっても多いと思います。

良し悪しの判断は個々の消費者が行うべきだし、石油由来の成分がすべてダメとかよくないとは全然思いませんが、消費者が判断するための材料を提供してもらえると助かるな~~と感じます。

特に、ナチュラルコスメ、無添加化粧品、オーガニックコスメといった謳い文句を使っているメーカーさんには、こういう姿勢を見せてもらえたらいいなと思います。そういうコスメを選びたいという消費者の多くは肌が敏感だったりアトピーを持っていたりするので、成分にもとても敏感です。

同時に、消費者の側でも、盲目的に安全と信じ込んだり、やたらと毒性がどうのとか危険性がどうのと言いすぎず、自分で調べていく姿勢や自分の肌に合う合わないを知ろうとする努力って重要かしらんと思うのです。たとえば、多くの美白化粧品は医薬部外品ですけど、医薬部外品を使うことのリスクもあるということを認識したり、オーガニックコスメは生ものだから保存方法を間違えて劣化したものを使うとかえって肌荒れする可能性があるということなどを理解した上で使っていくということ。

ここ最近、オーガニックコスメ以外のコスメを作っている企業の窓口の方ともお話しさせていただくことが多くなり、そこで感じるのは、それぞれの企業の独自の基準・「良いこと」の解釈で製品を作っており、その範囲で誠実に仕事をされている姿勢は、オーガニックであってもなくても変わらないということです。

むしろ、消費者が知らなさすぎるってことが多いからこそ、企業に対して落胆や怒りも湧いてくるものなのだと思います。
化粧品の全成分表示が義務付けられている今、選ぶ側が判断するということが求められているので、どんなコスメを使うにせよ、納得して理解して選んでいれば、自己責任ということになるのが本筋です。

私個人は、便秘解消のためにお腹まわりにクリームを塗るといいよって記事を書きましたが、改めて自分でその効果を感じて思うのは、皮膚って、ダイレクトに体の中に成分を取り込むための入口なので、そこにつけるもの、触れるものは、食べ物を選ぶのと同じくらいの感覚で選んで行った方がいいと改めて感じたので、やはりオーガニックがいいよね~というところに落ち着いていますが、判断するのは消費者の側で行えばいいかなと思います。

一方、石油由来の合成成分は、経口摂取できない患者さんの体内に、をダイレクトにスピーディーに入れるために使用されていたとも言われていますので、肌が弱り切っているときなどには、ケミカルコスメ、一般の化粧品の方が「安全」にもなると思います。

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